ギターを弾くと手汗が多い俺は病気なのか?

ギターを弾くと手汗がダラダラ出るんだけど、これって俺だけなのかな?他のギタリストはどうなんだろう・・・。みんな苦労しているのだろうか?
それとも俺の手汗が異常なのは、何らかの病気???
汗がやたら多いと、体のどこかに異変が生じているのでは?と不安になりますよね。
ここでは、手汗と病気の関係についてまとめました。
手汗が異常に多いと「手掌多汗症」という病気の可能性が

汗が多い病気として「多汗症」というものがあります。
多汗症には「全身性」のものと、体の一部の汗が多い「局所性」があり、手汗などは局所性多汗症のうちの「手掌多汗症」に該当します。
こうした多汗症の治療は病院の皮膚科で行なっており、次のような流れで診断されます。
多汗症の診断の流れ
1.問診
医師から以下の内容を確認されます。
明らかな原因がないまま、局所的に過剰な発汗が6カ月以上認められ、以下の6症状のうち2項目以上あてはまる場合を多汗症と診断している。
1.最初に症状がでるのが25歳以下であること
2.対称性に発汗がみられること
3.睡眠中は発汗が止まっていること
4.一週間に1回以上多汗のエピソードがあること
5.家族歴がみられること
6.それらによって日常生活に支障をきたすこと
2.視診
手のひらや発汗の状態を、医師が実際に目で見て確認します。
3.発汗量の測定
ヨード紙法、Minor法、重量計測法、換気カプセル法など、専門の測定方法を用いて汗の量を確認します。
以上の診断結果から、最終的に医師が多汗症かどうかを判断することになります。
ギターを弾くとみんなある程度は手汗をかきます
繰り返しになりますが、多汗症かどうかはあくまで医師が判断します。
逆に言えば、いくら自分が汗に悩んでいても、医師が「あなたは多汗症ではない」と判断すれば、それは多汗症ではありません。
大前提として、多汗症というのは日常生活に支障をきたすほどの症状という定義があります。ですから、ギターを弾くときだけ手汗に困っているなら、多汗症の可能性は低いでしょう。
それに、ギターを弾けば誰でもある程度の汗はかくもの。「手に汗握る」という言葉があるように、人間は緊張すると手汗をかくものなのです。
⇒ライブのステージで汗だくなのは温熱性発汗に精神性発汗がくわわるから
ましてやライブで人前で演奏するなんて状況は、きわめて緊張度が高いシチュエーションですよね。だから多かれ少なかれ手汗をかくのは普通なのです。
ただ、トップページで書いたとおり、ギターを弾くときの手汗は自分で対策することができます。
トップページ⇒ギターを弾くと手汗がひどい!速弾きばりに解決できる対策方法とは?
自分は病気なのだろうか?とあまり深刻に考えすぎず、まずは自分でできる方法を取り入れてみましょう。