ギターを弾くと手汗がたくさん出て困るんです!

いよいよ一週間後はバンドのライブだ。さあ、きっちり練習して素晴らしいライブにするぞー!
そう意気込むあなたを悩ませるのが手汗。ギターは弦と指板に直接触れる楽器ですから、手汗が多いと本当に困りますよね?
実は私もギターを長年弾いていて、昔は手汗に悩まされていました。ライブハウスに出演するときはもちろん、家で練習しているときも手は汗でビショビショ。とても引きづらかったものです。
しかし今では自分なりの対策方法を見つけたため、昔ほど手汗に悩まされることはなくなりました。
ここでは私があれこれ試して編み出した、ギター(特にバンドでエレキギターを演奏する場合)を弾くときの手汗対策をご紹介します。
私が長年かけて見つけた方法を、このページをご覧になっているあなたにはサクッと教えましょう。出し惜しみはなしです。
だって、せっかくインターネット上で出会ったのですから、これも何かの縁。あなたには手汗に悩まされることなく素晴らしいギターを弾いてほしい。私は心からそう思うのです。
すべてを取り入れる必要はありません。あなたに合った方法だけをつまみ食いのように取り入れてみてください。
それだけで絶対に変わりますから。
これで速弾きもバッチリ!ギターを弾くときの手汗対策4選
私はギターを弾きながら、長年かけて手汗対策を試してきました。ここでは私が試行錯誤して編み出した手汗対策の方法をご紹介します。
指板潤滑剤を使用する

指板潤滑剤は基本中の基本ですね。ギターの指板につけることで、滑りが良くなるアイテムを活用します。
私の場合はハードロック的な音楽をやっていますので、燃えたぎるような速弾きやフレット上を大きくスライドして弾くケースがとても多いです。
そこで手汗が出てしまうと、指の滑りが悪くなってフレットに引っかかるような違和感を感じていました。
ですから指板潤滑剤を使用することで、スライドもしやすくスムーズな速弾きが可能となったのです。
ただ、指板潤滑剤には注意点もあります。
まず液体のタイプは避けたほうがいいように個人的には思います。というのも、商品によっては逆にベタベタして気持ちの悪いものがあるからです。
あと、私の場合とは逆に、手汗をたくさんかくと指が滑りすぎてしまうという方。
こんな方は付けすぎに注意しましょう。スライドしたときに目的のフレットを通り過ぎてしまいミストーンになってしまうからです。
ちなみに、私が愛用しているのは先ほどの写真のようなスプレータイプ。これなら液体のようにベタベタしないし、付けすぎても特に問題はありません。
ベビーパウダー(シッカロール)を使用する

これは主に自宅での練習のときに活用していますが、手のひらにベビーパウダーをつけるとサラサラして弾きやすくなります。
ベビーパウダーというと上の写真のような缶に入ったものを想像すると思いますが、これは正直使いにくいです。
付属のパフは管理が面倒だし、缶から手に取るさいに周りに飛び散ってしまうからです。
私が愛用しているのはボトル入りのシェーカータイプ。

キャップを回して軽く振れば、簡単に手のひらに出すことができます。粉末が出てくる穴が小さいので、ドバッとたくさん出てしまうこともありません。
床などに飛び散ることもなく、サッと取り出してすぐに演奏することができ、まさにギタリスト向け。
特に暑い夏などは重宝していますね。
制汗剤を使用する

制汗剤というとワキの下に使うものというイメージがありますが、実は手や足に使う制汗剤もあります。
世の中にはギター弾きに限らず、手汗で悩んでいる方が大勢いらっしゃいます。
異常に手汗が多く、日常生活にまで支障をきたしてしまう人は「手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)」という病気の可能性が。
このような多汗症の方のための制汗剤が実は世の中には存在するのです。

いろんな製品があるのですが、もっとも効果的だったのは「塩化アルミニウム」という成分を配合したもの。
塩化アルミニウムという液体は汗腺にフタをする働きがあるので、これをつければバシッと汗を止めることができます。
しかも通常の制汗剤と違うのは、一度つけると効果が数日にわたって続くこと。塩化アルミニウムの濃度にもよりますが、私が使っているものは一回つけると一週間ほどは効果が継続します。
ただ、効果があるということは副作用もあるということ。
その副作用とは痒みなどの刺激、肌の乾燥です。
基本的に手汗の場合はつけるのは手のひらだけにしてください。手の甲についてしまうと、おそろしいほどガサガサになり痒くなってしまいます。
また皮膚が乾燥することで皮むけも発生することがあるので、原液のまま使わないようにしましょう。
ギタリストは手が命です。指先の皮がむけてヒリヒリしてしまったら、演奏どころではないですからね。
私は100円ショップで小さなボトルを買ってきて、それに水道水で割ったものをつけています。
【制汗剤の液を5:水道水を5】とだいたい半分くらいの濃度にして使えば、手が荒れることはありません(あくまで私の場合)。
このとき、一回で使い切れる量を作るようにしてください。というのも、水道水を混ぜることによって雑菌がわいてしまうおそれがあるからです。

100円ショップに行くと、女性が旅行へ行くときに化粧水などを詰めるトラベル用の小さなボトルがありますよね?あれくらいの、本当に小さなものがベストです。
間違っても、原液すべてを水道水と混ぜてはいけません。
この薄めた制汗剤を手のひらにつけるのですが、日中よりも夜の寝る前につけたほうが効果的です。日中だと汗腺が活発に働いているため、汗腺へのフタが作られにくいためです。
塩化アルミニウムの制汗剤は効果が絶大ですが、そのぶん副作用もありますので、はじめて使うさいは最初は薄目で慎重に始めましょう。
抗コリン薬を利用する

抗コリン薬というのは汗を抑える内服薬で、病院へ行き多汗症の治療を受けると処方されることがあります。
効果は4~5時間ほどと一時的で短いのですが、ここぞというタイミングで汗を止めることができるので、ライブ前などには向いていますね。
ただ、病院で処方される薬なので、当たり前ですがまずは病院を受診しなければなりません。
くわえて医師が多汗症と判断しなければ、「あなたには必要ない」ということで処方されることがありません。
ですからあまり現実的ではないんですよね。。。
そこで、ちょっとこれはあまり大っぴらには言えないのですが・・・市販の下痢止め薬に似たような作用を持つものがあります。
これは完全に本来の目的を逸脱した使用方法なので、個人的には推奨できません。あくまで自己責任でお願いしたいのですが、「ス〇ッパ下痢止めEX」などがなかなか使えました。
繰り返しますが、もともとは下痢止め薬であり汗を止めるものではありません。そのため試すなら自己責任でお願いします。
手汗の悩みを解消しかっこいいギターを弾いてください!
以上が、私の編み出した手汗対策になります。
内服薬についてはちょっと責任が取れませんのでおすすめはしませんが、それ以外は実際私も行なって効果を実感しているものばかりです。
ぜひあなたも取り入れて、手汗に悩まされることなく素敵なギターを弾いてください。
同じギタリストの私はあなたのライバルであり、あなたの味方です。一緒に頑張りましょう!

なお、ギターの演奏、特にライブハウスに出演すると、手汗だけでなく全身の汗にも悩まされるかと思います。
例えば、カッコイイ衣装を着てステージングもばっちりなのに、脇汗のせいで汗染みが(泣)
これでは腕を振り上げたさいにとってもダサいし、恥ずかしいですよね。
そこで私が参考にしているサイトをご紹介しましょう。
⇒制汗剤のレビューや汗に関する情報が詳しいサイト「がちデオ」
このサイトは汗に関する知識はもちろん、サイト運営者が実際に制汗剤を使用して詳細なレビューをしてくれています。
どうやら運営者さん自身がギタリストのようで、緊張すると出てしまう脇汗にとても悩んでおられるみたいですね。
私自身、このサイトには本当に助けられており、ブックマークして何度も読みかえしています。
同じギタリストということで共感できると思いますので、ぜひあなたも訪れてみてください。